令和7年4月18日(金曜日)
ユネスコ「世界の記憶」の2024-2025サイクルに係る我が国からの申請案件について、第221回ユネスコ執行委員会(※)の審議を経て、「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」(申請者:浄土宗、大本山増上寺)が、登録されることが決定しました。
※令和7年4月2日(水曜日)から17日(木曜日)までパリ(フランス)にて開催。
ぞうじょうじがしょぞうするさんしゅのぶっきょうせいてんそうしょ
♢増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書(申請者:浄土宗、大本山増上寺)
17世紀初頭に徳川家康が日本全国から収集し、浄土宗の大本山である増上寺に寄進した、三部の木版印刷の大蔵経。現代の仏教研究の基礎を為すという文化史上はもとより、漢字文化、印刷文化の観点からも非常に貴重な5,000巻を超える仏教聖典の叢書。全て国指定重要文化財。
令和5年(2023)年6月 国内公募を開始。
令和5年(2023)年11月 我が国から、「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」(申請者:浄土宗、大本山増上寺)及び「広島原爆の視覚的資料―1945
年の写真と映像」(申請者:広島市、中国新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、中国放送、日本放送協会)を、ユネスコへ申請。
令和7年(2025)年4月 第221 回ユネスコ執行委員会において「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」の登録が決定。
※なお、同じく我が国から申請されていた「広島原爆の視覚的資料―1945 年の写真と映像」(申請者:広島市、中国新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、中国放送、日本放送協会)については、今回のサイクルでの登録決定には至りませんでした。
ユネスコ「世界の記憶」の概要は、別紙2のとおり。
国際統括官付