令和6年度教科用図書検定調査審議会総会(第1回) 議事録

1.日時

令和7年3月25日(火曜日)13時30分~14時40分

2.場所

中央合同庁舎第7号館 東館 3階 3F1特別会議室

3.議題

  1. 令和6年度教科用図書検定の実施状況・審議結果等について
  2. デジタル教科書推進ワーキンググループ中間まとめについて
  3. 教科用図書検定規則実施細則の改正について
  4. 教科書検定関係業務のデジタル化について
  5. 次期会長の選出等について
  6. その他

4.出席者

委員

五十嵐会長、青柳委員、井川委員、上野委員、江口委員、小野委員、小畑委員、片岡委員、金子委員、川端委員、熊谷委員、斎藤委員、澤田委員、椎名委員、渋谷委員、鈴木委員、関委員、武田委員、田中委員、椿委員、出村委員、永野委員、東委員、平垣内委員、村田委員、安良岡委員、山家委員、義永委員

文部科学省

望月初等中等教育局長、今井大臣官房審議官、黄地教科書課長、相原教科書企画官 ほか

5.議事録

【五十嵐会長】  それでは、定刻になりましたので、ただいまから教科用図書検定調査審議会総会を開催いたします。お忙しいところ御出席をいただきまして、ありがとうございます。
 本日の出席者は、お配りしております座席表のとおりです。定足数である過半数を満たしております。
 本日の審議会につきましては、オンラインで開催しておりますので、一般の方にはオンラインでの傍聴をお願いしております。また、報道関係者につきましては、あらかじめお申出があった方に限りまして会場での傍聴を許可しております。併せて、録画の申出についても許可をしておりますので、これにつきましては御承知おきを願いたいと思います。なお、カメラ撮影につきましては、議事の冒頭までということになっております。
 また、本日は、議事の最後に人事に係る案件があります。人事案件につきましては、平成21年4月9日の本審議会決定によりまして非公開となっております。そこからは、報道関係者、そして一般傍聴者の方々には御退席をいただくことになっております。どうぞよろしくお願いいたします。
 続きまして、委員の皆様への御案内をさせていただきます。本日出席の委員の皆様には、既に御承知のことと思いますが、教科用図書の調査審議に係る案件につきましては、自由闊達な議論を行うため、各部会の審議につきましては非公開となっております。本会議において御発言なさる際には、部会の審議における個々の意見の内容が明らかになることのないように御留意をいただきくよう、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、初めに、望月初等中等教育局長から御挨拶をお願いしたいと思います。
【望月初等中等教育局長】  初等中等教育長、望月でございます。本日はどうもありがとうございます。カメラの関係があるので、座って失礼いたします。
 改めまして、本日の総会に至りますまで、各部会、それから小委員会のほうで丁寧に、専門的かつ実践的観点から、あるいは教える教師の視点から、あるいは学ぶ側の児童生徒の視点から、様々な視点から、教科書をよりよいものにという観点から検定に携わっていただきまして、本当にありがとうございます。1日がかりでやる部会など、大変お忙しい中、日程を調整して審議に当たっております委員の皆様、重ねてお礼を申し上げます。どうもありがとうございます。
 令和6年度の検定につきましては、御承知のとおり、令和8年度から使用される現行の学習指導要領の2巡目の高校の、主として低学年ということでございます。非常に点数が多い中で、いろんな観点から御議論いただいて検定意見をという形になります。今回、最終的には253点が合格となるということでございます。この間、発行者の皆さんも大変お疲れさまでございます。この場を借りてお礼申し上げます。
 今、次の学習指導要領の検討も始まっていますけども、具体的に子供たちあるいは保護者の方、先生方がまさに目にして、自分たちの主体的な学びにどういかすかというのは、まさにこの教科書でございます。教科書は1つの大きな学びの、主たる教材で、指針となる羅針盤でありますが、自分自身の学習というものを教科書を1つの軸にしながら、次にどういったことを学べるか楽しみもあるし、それから、こういうことをまた新しく学んでいこうという、そういう大きな学びのきっかけにもなる、分からないことも新しく知る、児童生徒といった対象年齢を超えた学びの深さも与えていただけるものだと思っています。子供たちに、こうしたよりよい教材を届ける観点から、お力添えを今後ともいただければ幸いでございます。
 文部科学省としましては、この教科書という、こういう大きな1つの制度の中で、無償給与制度もしっかり堅持をしながら、よりよい学びに、今後新しい学習指導要領の議論もつなげていきたいと思っています。引き続きのお力添えを賜りますことをお願い申し上げ、また、本日に至るまでの御協力に感謝申し上げまして、一言お礼の御挨拶に代えさせていただきます。どうも本日はよろしくお願いいたします。これまでありがとうございます。
【五十嵐会長】  どうもありがとうございました。
 では、カメラ撮影はここまでとさせていただきます。
 それでは、初めに、事務局から配付資料の確認をお願いしたいと思います。
【相原教科書企画官】  事務局でございます。
 配付資料は、お手元の議事次第にございますとおり、資料1、令和6年度教科用図書検定結果の概要について、資料2、令和6年度教科用図書検定結果の公開について、資料3、デジタル教科書推進ワーキンググループ中間まとめ(概要)、資料4、デジタル教科書推進ワーキンググループ中間まとめ、資料5、教科用図書検定規則実施細則の改正案について、資料6、教科用図書検定規則実施細則新旧対照表(案)、資料7、教科書関係業務のデジタル化、加えまして、参考資料1、2のほか、検定基準、検定規則等を委員の皆様には事前にお送りしてございます。
 資料の不足等がございましたら、Zoomのチャット機能を使ってお知らせいただければと思います。また、会場に御出席の委員におかれましては、挙手でお知らせいただければと思います。また、オンラインでの傍聴の皆様につきましては、議事の進行に合わせまして、資料を画面共有いたしますので、そちらを御覧ください。
 なお、会議終了後に本日の資料を文部科学省ウェブサイトにおいて公開いたします。
 配付資料につきましては、以上でございます。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。何か問題がある方いらっしゃいますか。大丈夫ですか。
 それでは、続きまして、令和6年度における教科用図書検定の実施状況と、その審議結果の報告に移りたいと思います。
 まず、全体の概要について、事務局から御報告をお願いいたします。
【相原教科書企画官】  改めまして、教科書企画官の相原でございます。
 私から全体の概要について御報告いたします。
 資料の1を御覧ください。
 資料の1の1ページにございますように、令和6年度は現行の学習指導要領に基づく2巡目の高等学校用の、主として低学年用の教科用図書、及び令和5年度に不合格となり再申請されました2巡目の中学校用の教科用図書の検定を実施いたしました。
 申請点数は、高等学校用が253点、中学校用が1点の合計254点。このうち、中学校技術・家庭(技術分野)1点が不合格となりまして、最終的に253点が合格となりました。
 教科種目ごとの結果につきましては、2ページ目に記載しております。少し時間を取りますので、御確認ください。
 概要につきましての報告は以上でございます。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。それでは、部会の概要につきまして、各部会から御報告をお願いしたいと思います。
 まず、第1部会の小野委員から順番にお願いをしたいと思います。では、小野委員、お願いいたします。
【小野委員】  小野でございます。
 第1部会より御報告いたします。
 令和6年度は、国語小委員会を計6回開催し、申請された高等学校、現代の国語18点、言語文化15点の合計33点の図書について審議いたしました。
 現代の国語では、小説を含む教材について、学習指導要領の内容における話すこと、聞くこと及び書くことに示す事項に照らして、扱いが不適切なものや評論等の本文記述との関連が不適切なものがありまして、検定意見を付すこととしました。
 また、言語文化では、学習指導要領に示す読むことに関する教材について、配当時間に対応する教材が十分に掲載されていないものがありまして、検定意見を付すこととしました。
 また、現代の国語、言語文化共に漢字表記が基準によっていないものや生徒が誤解するおそれのある記述、それから理解し難い記述が見られまして、検定意見を付すことといたしました。
 慎重な審議の結果、高等学校、現代の国語1点については合格と判定し、ほか現代の国語17点及び言語文化15点については、合否の判定を留保し、必要な修正を求めました。その結果、修正された内容について再度審議しました結果、全点について合格と判定いたしました。
 以上です。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。
 続きまして、第2部会、江口委員、お願いいたします。
【江口委員】  第2部会より御報告いたします。
 令和6年度は、地理小委員会3回、歴史小委員会4回、公共小委員会3会、第2部会を4回開催し、検定申請のあった高等学校地理歴史科21点、公民科13点、合計34点の申請図書の審議を行いました。審議は、まず、地理総合及び地図、歴史総合、公共、政治・経済の各科目の小委員会において行われ、その後、部会で最終的な合否の判断をいたしました。
 慎重に審議した結果、地理総合、地図、歴史総合、公共、政治・経済のいずれの申請図書についても検定意見に該当する箇所が認められましたので、合否の判定を留保し、必要な修正を求め、その後申請者により修正された内容を再度審議いたしました。その結果、検定意見に沿った適切な修正がなされたと判断し、34点全てを合格と判定いたしました。
 次に、各科目について、今年度の検定の概略を報告します。
 地理総合では、学習指導要領に示す内容に照らして扱いが不適切な記述に意見を付しました。また、特定の商品等の名称が示されているものについて宣伝になるおそれがあるとして意見を付しました。
 地図については、塗色や凡例等、生徒にとって理解し難い図に意見を付しました。
 歴史総合では、図とタイトルとの関係について誤解するおそれがあるとして意見を付しました。また、申請図書で取り上げている資料に関し、適切に引用がされていないものについては、原文との関係を誤解するおそれがあるとして意見を付しました。
 公共では、竹島に関して、我が国の立場や現況など、学習指導要領に照らして扱いが不適切な記述に意見を付しました。また、預金保険制度で保護される範囲について、生徒が誤解するおそれがあるとして意見を付したほか、アダム・スミスの思想や四大公害裁判の内容に関する記述などについて、より正確な記述を求めました。
 政治・経済では、竹島、北方領土、尖閣諸島に関して、我が国の立場や現況など、学習指導要領に照らして扱いが不適切な記述に意見を付しました。日本の安全保障に関わる立場、状況について、生徒が誤解するおそれがあるとして意見を付しました。いずれの箇所につきましても、適切な修正がなされました。
 以上でございます。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。
 続きまして、第3部会、永野委員、お願いいたします。
【永野委員】  第3部会の永野幸一と申します。
 第3部会より報告いたします。
 令和6年度は、審議会を4回開催し、申請された高等学校の数学Ⅰ20点、数学A20点の合計40点の申請図書について審議いたしました。今回は、高等学校学習指導要領改訂後の2巡目ということもあり、意見数は1巡目に比べて約半数に減少しております。
 今回の特徴といたしまして、記述内容を変更した図書と、ほとんど変更していない図書等があり、その結果、多く意見がついた図書とあまり意見がつかない図書と二極化する傾向が見られました。
 検定意見としましては、多くが観点3、正確性及び表記・表現の意見でした。観点2、選択・扱い及び構成・排列の意見としては、学習指導要領で扱うこととなっている内容が扱われていないという意見が数件付されました。
 慎重な審議の結果、数学Ⅰの1点、数学Aの1点については合格とし、残り、数学Ⅰ及び数学Aの38点については、合否の判定を留保し、必要な修正を求めました。その後、留保した38点について、修正された内容を再度審議し、全て合格とし、その結果、申請図書全40点が合格となりました。
 以上でございます。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。
 続きまして、第4部会、武田委員、お願いいたします。
【武田委員】  それでは、第4部会より報告いたします。
 令和6年度は、高等学校の科学と人間生活、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎、理数探求基礎の審議を行いました。
 それぞれについて報告いたします。
 まず、高等学校理科の申請図書について報告させていただきます。
 高等学校理科については、科学と人間生活5点、物理基礎10点、化学基礎12点、生物基礎11点、地学基礎5点が申請されました。これらの申請図書の審議を行うため、申請図書の審査及び修正表の審査として、科学と人間生活小委員会を計3回、物理小委員会を計3回、科学小委員会を計5回、生物小委員会を計7回、地学小委員会を計3回開催いたしました。
 本年度は、現行学習指導要綱の2巡目の検定となります。観点2の扱いの意見も付されましたが、意見の大多数が観点3の正確性及び表記・表現の意見でした。具体的には、観点2に関しては、理科は物化生地とも上位科目が置かれており、その内容を基礎科目で扱う場合には発展となりますが、この点に関わる意見が見られました。また、観点3に関しては、教科の特性として、科学的、専門的知識の記述が多く見られるものの、生徒が理解しやすい内容になっていないものや不正確な内容が多く見受けられ、意見が付されました。
 慎重な審議の結果、申請図書全てにおいて判定留保とし、申請者に対して検定意見に対する修正を求めることにしました。その後、申請者から修正表が提出され、修正内容について各小委員会において審議した結果、全ての図書について適切な修正がなされたとして合格と判定いたしました。
 引き続いて、理数探究基礎について御報告いたします。
 この科目は現行の学習指導要領で新たに共通教科の理数が設けられ、当該教科に属する新規科目となります。内容としましては、様々な事象に関わり、数学的な見方、考え方や理科の見方、考え方を組み合わせるなどして働かせ、探求の過程を通して課題を解決する力の育成を目指すことを目的とした科目となります。
 1社1点が申請され、申請図書及び修正表の審査、理数小委員会を2回開催いたしました。今回は2巡目の検定です。観点3の正確性及び表記・表現として、生徒が理解しやすい内容になっていない記述が比較的多く見受けられ、意見が付されました。
 慎重な審議の結果、合否の判定を留保し、必要な修正を求め、その後修正された内容を再度審議した結果、合格となりました。
 以上で、第4部会の報告を終わります。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。
 続きまして、第6部会、安良岡委員、お願いいたします。
【安良岡委員】  第6部会部会長の安良岡章夫と申します。
 御報告いたします。
 本年度は、音楽小委員会を2回、美術・工芸小委員会を2回、書道小委員会を2回開催し、申請された音楽Ⅰ4点、美術Ⅰ2点、書道Ⅰ4点について審議いたしました。
 以下、各小委員会における審議状況を御報告します。
 音楽では、楽譜や学習活動の説明などにおいて、理解し難い表現や誤解するおそれのある表現、美術では、不正確や相互に矛盾している記述、また、特定の商品の宣伝になるおそれのある記述、書道では、不正確な記述や誤解するおそれのある表現などの欠陥箇所が見られました。
 各小委員会において申請図書を慎重に審議した結果、いずれの図書も申請図書の審査におきましては合否の判定を留保して必要な修正を求め、修正された内容について再度審議し、最終的に全ての図書を合格と判定しました。
 以上です。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。
 続きまして、第7部会、斎藤委員、お願いいたします。
【斎藤委員】  斎藤弘子です。
 第7部会より御報告いたします。
 令和6年度は部会を11回開催して、申請のありました高等学校用図書、英語コミュニケーションⅠ24点、論理・表現Ⅰ17点の計41点の図書について審議を行いました。
 英語コミュニケーションⅠ、論理・表現Ⅰ共に、学習指導要領で示す言語活動を十分に行うことができないものや、文法事項と言語活動が効果的に関連付けられていないものなど、学習指導要領の内容に照らして不適切なものがあり、検定意見を付すこととしました。そのほか、発音記号の誤りや英語表現に関する不正確な記述なども多くあり、表記の正確性に関する検定意見を付すこととしました。
 慎重な審議の結果、英語コミュニケーションⅠ、論理・表現Ⅰ、41点全点について合否の判定を留保し、必要な修正を求めました。その後、修正された内容について再度審議した結果、全点について合格と判定いたしました。
 以上です。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。
 続きまして、第8部会、金子委員、お願いいたします。
【金子委員】  第8部会より報告いたします。
 当部会では、保健体育、看護、福祉の各委員会がそれぞれ担当する種目の審査に当たり、合否の判定も各小委員会で行うこととしております。
 今年度は看護、福祉の科目は申請されておりませんので、申請のあった高等学校保健体育3点について、保健体育小委員会を2回開催し、審議を行いました。
 検定意見を付した箇所としては、正確性及び表記・表現についてで、不正確な記述や誤解するおそれのある表現等の欠陥が見受けられました。また、選択扱い及び構成・排列について最新の図を用いておらず、学習上の支障を生ずるおそれがあるなどの欠陥が見受けられました。
 慎重な審査の結果、合否の判定を留保し、必要な修正を求めました。その後、修正された内容について再度審議し、その結果、3点全点について合格と判定いたしました。
 以上でございます。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。
 続きまして、第9部会、鈴木委員、お願いいたします。
【鈴木委員】  よろしくお願いいたします。第9部会の鈴木でございます。
 第9部会の審議状況について御報告いたします。
 当部会では、家庭、情報、農業、工業、商業、水産、技術の各小委員会がそれぞれ担当する種目の審査に当たり、合否の判定の各小委員会で行うこととしております。本年度は農業、水産の科目は申請されておりませんので、家庭、情報、工業、商業、技術の各小委員会にて審査を行いました。なお、今年度の工業、商業の一部種目については、情報小委員会で審議されております。
 本年度は、各小委員会を計16回開催し、検定申請のあった高等学校の11種目の48点の申請図書について、また、再申請のありました中学校技術・家庭(技術分野)1点の申請図書について、それぞれ審査をしました。
 以下、各小委員会における審議状況を御報告いたします。
 まず、家庭小委員会については、小委員会を計3回開催し、共通教科、家庭の家庭基礎及び家庭総合の2種目18点の審査を行いました。申請図書において、正確性及び表記・表現について不正確な記述や理解し難い表現、誤解するおそれのある表現等、複数の欠陥が見られました。また、申請図書によっては、選択扱い及び構成・排列について、学習上必要な出典や年次が示されていない等の欠陥が見られました。
 次に、情報小委員会については、小委員会を計6回開催し、共通教科情報の情報Ⅰ、1種目13点と、専門教科工業、商業の情報関連科目2種目4点の審査を行いました。申請図書において、正確性及び表記・表現について不正確や相互に矛盾している記述、理解し難い表現や誤解するおそれのある表現等の欠陥が見られました。
 続いて、工業小委員会については、小委員会を計3回開催し、専門教科工業の機械工作、機械設計、電気回路の3種目4点の審査を行いました。申請図書において正確性及び表記表現について不正確な記述や理解し難い表現等の欠陥が見られました。
 最後に、商業小委員会については、小委員会を計3回開催し、専門教科商業のビジネス基礎、ビジネスコミュニケーション、簿記の合計3種目9点の審査を行いました。申請図書全般に正確性及び表記・表現について誤りや不正確な記述、理解し難い表現等の欠陥が見られました。また、申請図書によっては、選択扱い及び構成・排列について特定の企業の宣伝になるおそれがある箇所、発展的な学習内容の区別に関するもの等が見られました。
 次に、技術小委員会については、小委員会を1回開催し、中学校技術・家庭の1点の審査を行いました。申請図書を慎重に審議した結果、誤りや不正確な記述、誤解するおそれのある表現、理解し難い表現等の欠陥が多く、審査要項で定める基準を超えたことから、欠陥箇所数が多い図書として不合格と判定しました。
 各小委員会において、申請図書を慎重に審議した結果、再申請された中学校技術・家庭の図書を除き、いずれの図書の申請図書の審査におきましても合否の判定を留保して必要な修正を求め、修正された内容について再度審議し、最終的に全ての高等学校の図書を合格と判定しました。
 第9部会における審議状況は、以上のとおりでございます。
【五十嵐会長】  どうもありがとうございました。
 それでは、各部会からいただきました御報告に対しまして、何か御質問、御意見ありましたらお願いいたしたいと思います。特にございませんか。
 それでは、ないようでしたら、続きまして、令和6年度の教科用図書検定結果の公開につきまして、事務局から御説明をお願いいたします。
【相原教科書企画官】  事務局でございます。
 資料の2を御覧いただければと思います。
 教科用図書検定結果の公開につきまして、御説明申し上げます。
 文部科学省では、国民の教科書に対する関心に応え、教科書への信頼を確保するとともに、教科書検定へのより一層の理解を得るため、平成3年度より検定結果の公開を実施してございます。本年度の検定結果につきましても、資料にお示ししておりますとおりに公開することとしております。
 まず、(1)公開会場における公開につきましては、5月下旬から7月にかけまして、東京の教科書研究センターをはじめとして、全国7会場で実施いたします。岩手県、埼玉県、新潟県、和歌山県、香川県、長崎県の各地方会場については、それぞれの県教育委員会の協力を得て実施するものでございます。本年度、委員の皆様に御審議いただきました申請図書、見本などの資料を閲覧に供することとしてございます。
 なお、本年度、令和6年度は、東京会場のほか、秋田県、千葉県、静岡県、兵庫県、広島県、佐賀県の各教育委員会の御協力をいただき公開を実施しましたことを御報告いたします。
 続きまして、2、文部科学省ウェブサイトにおける公開でございます。検定意見書等の資料を文部科学省ウェブサイトに掲載して公開いたします。より多くの方に検定結果にアクセスいただけるよう、著作権その他の理由によりウェブ公開が困難な資料を除きまして、関係資料の多くをウェブサイトにおける公開の対象としてございます。
 また、3、通年公開のとおり、国立教育政策研究所教育図書館等における通年公開も予定しております。
 説明は以上でございます。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。それでは、ただいまの御説明に関しまして、何か御意見、御質問ございますか。よろしいですか。
 特にないようですので、次にまいりたいと思います。
 デジタル教科書推進ワーキンググループ中間まとめにつきまして、事務局から御説明をお願いいたします。
【黄地教科書課長】  教科書課長でございます。
 資料3に基づきまして、御説明いたします。
 今お手元にお配りさせていただいていますのが、中央教育審議会の初等中等教育分科会の下に設置されております、デジタル学習基盤特別委員会で設けられたワーキンググループにおける議論の概要でございます。
 まず、背景を御説明させていただきますと、こちらの1ポツにもございますように、ICTが社会に急速に進展する中で社会の在り方も大きく変わっていると。そういった中で、学びの在り方も、今後は、こちらに書かれていますように、主体的・対話的で深い学び、あるいは、一人一人の能力や個性に応じた個別最適な学びと共に、子供たち自身が協働して学び合うような、協働的な学びをより重視していこうという流れになってございます。その一環でGIGAスクール構想、ここでは1人1台の端末をお配りいたしまして、それを活用しながら、こうした学びを実現していこうという構想が今国を挙げて推進されているところでございます。こういった中で、まさに主たる教材でございます教科書につきましても、デジタル技術を活用することができないかということで、これまでも一定の取組がなされてきたところでございます。
 このワーキングにつきましては、昨年の7月に設置されておりまして、これまで大体月に1回ぐらいのペースで議論をしていただきまして、去る2月14日に、こちらの概要にございますところの中間まとめを公表させていただいているところでございます。現在、パブリックコメントなど意見募集をしておりまして、また、そこで出てきた意見を踏まえてさらに御議論いただく方向になってございます。
 1ポツにつきましては今申し上げたとおりでございますが、こうした中で、新たな学びにふさわしい教科書としてデジタル教科書の在り方をどう考えていこうかということが、今回の議論の主たるテーマでございます。特に新しい学びという観点で言えば、次期の学習指導要領の検討に関する諮問が昨年末になされて、今まさに中教審に御検討いただいてございますが、それにも連動しながら、デジタル教科書の在り方をどう考えていこうかということでございます。
 まず、現状を申し上げますと、この2ポツにございますように、現在の制度的な位置付けとしては、デジタル教科書それ自体はありますが、これは教科用図書としての位置付けではございません。紙の教科書に代えて使用できる教科書代替教材としての位置付けでございます。かつ、中身も、紙の教科書の内容がそのまま画面で見られるという意味において、紙の中身と同じ内容がデジタルでも担保されて、デジタル端末を通じて見られるという仕様になってございます。この結果、デジタル教科書自体は教科書でございませんので、教科書に求められる使用義務・検定・採択あるいは無償給与といった対応の対象外でございます。また、当面の間は紙と併用ということになってございます。実際、国のほうからは、赤で書いている箇所を御覧いただければと思いますが、特に義務教育学校段階の英語と算数・数学を中心に、国としても配付させていただいております。その結果、大体6割以上の学校で4回の授業のうち1回程度、ないしは毎回、授業で使用していただいている状況でございまして、これも恐らく先生方の慣れの問題もあると思われますが、年々この使用率は向上している状況にございます。また、使ってみてどういう効果が出たかということで、その下の活用の実態のところを御覧いただければと思いますが、赤で書いてございますように、今までできなかった、しにくかったような主体的、対話的で深い学びなど、授業改善や資質能力の育成につながったといったような多くの声を現場からいただいております。また、現行のデジタル教科書には、文字の拡大機能ですとか色の変更機能ですとか、様々な機能もついてございますが、こういった機能を活用することによって、学習上の困難さを低減したりですとか、また、子供たちにアンケートを取った結果、いつもデジタル教科書を使っている子供ほど、授業内容がよく分かる、あるいは主体的・対話的で深い学びに取り組むことができているといったような効果もあるということでございます。その結果、実際、学力テストの成績や学力が向上したといったような研究や自治体の調査結果の例もございます。
 他方で、記憶定着の面でいえば、紙のほうが有利ではないかといったような論説や研究成果もあるところでございますが、最近のデジタル学習に慣れた子供たちを対象にした調査の中では、例えば記憶テスト、理解テストを紙とデジタル分けて行ったところ、ほぼ同等の結果となったといったような研究もあるところでございます。
 一方で、課題としては、やはり現場から寄せられますのが、アカウント設定をはじめとする情報通信面のいわゆる環境面の問題、あるいはその効果的な活用方法などの情報が不足しているのではないかといったような指導面の問題、こういった課題が挙げられておりますので、引き続きこうした課題解決が重要ではないかということでございます。また、端末を長時間使うと視力が低下するといったような健康影響に関する懸念もあるところでございます。こちらにつきましては、これまでもそういった御指摘いただいていたところでございますが、専門家の主な意見としては、授業では常に手元の教科書を見ているわけではなく、紙、デジタルいずれであるかを問わず、長時間継続して近距離で注視することは避けるべきといったような意見をいただいているところでございます。
 先ほど申し上げましたように、新たな学びとして主体的・対話的、深い学びを追求するという観点に立てば、例えば授業時間ずっと同じ端末を見続けるのではなく、先生方の指導の中で適切に端末を適宜参照していただきながら、黒板を見たり、あるいはほかの子供たちの表情を見たりですとか、そういったまさにインタラクティブな教育が必要であろうということも、中間まとめの中で併せて言われております。
 そういった中で、今後の在り方をどうすべきかということで、次の2ページを御覧いただければと思いますが、まず、前提として、新たな学びの実現には教育現場の創意工夫を最大限生み出す環境が重要であろうと。そのためにも、関係者の納得や共感を得ながら様々な教育ニーズに対応できるような制度設計をすべきではないかというのがワーキングでの共通認識でございました。
 そういった中で、具体の制度的な位置付けということで言えば、現行は、先ほど申し上げましたように、教科書代替教材としてスタートしておるところでございますが、実際そうした中で様々な効果などの知見が蓄積する中で、ワーキンググループでの御意見として出てきたのは、現行は代替教材ということで教科書ではないということですが、今後は無償給与の対象となる教科書として位置付けるべきではないかといったような意見ですとか、また、現行のデジタル教科書は紙のページがそのまま端末で見れるという仕様でございますので、こういった要件がデジタルならではの可能性を限定的にしているのではないかという意見もございました。
 こうした中で、今後の在り方として、教科書の形態として、紙だけでなくデジタルも認められることを制度上明確化してはどうかという認識に現在のところ至ってございます。そうなりますと、教科用図書としてデジタルのものがあった場合に、そういったものについても教科書検定採択無償給与等の対象になることが想定されるところでございます。
 もう一つ大きな議論となりましたのが、こうした場合に、全国一律の対応、すなわち例えば特定の教科について、もうデジタルに一本化するといったような一律の対応ではなく、いろんな選択肢の中の1つとしてデジタルもあってもいいのではないかという認識に現在なっているところでございます。デジタル教科書を選択した場合には、授業全体がデジタル一辺倒になるのではないかといったような懸念もございますが、中間まとめの中では、授業時間の全てを端末の操作やデジタル教科書の閲覧のみに費やすような、そうしたデジタル一辺倒の学びを志向するものではないということは明確に触れられてございまして、そうした中で、例えば、一覧性や俯瞰性がある紙のよさ、あるいは非認知能力を高める体験活動のような、紙、デジタル、リアル、それぞれのよさがあるので、そうしたものを適切に組み合わせて教育課程や授業全体をデザインしていくことが重要であろうという共通認識でございました。
 そういった中で、紙かデジタルかといった2項対立の陥穽に陥ることなく、それぞれのいいところを適切に取り入れいかしていこうという考え方に立つべきということで整理してございます。
 そうした中で、100%紙、100%デジタルの教科書ではなく、一部が紙、一部がデジタルでつくられたようなハイブリッド的な形態の教科書も認めてもいいのではないかという御提案もいただいているところでございます。
 また、こうした具体的な内容については、さらにまた学習指導要領の議論や、現在、意見募集させていただいた結果なども、様々踏まえて、さらに検討を進めるということになってまいります。
 そうした中で、教科書の範囲をどうすべきかということも議論になりました。デジタル教科書の場合は、特に様々なデジタル教材と外見上シームレスにつながり合うことによって、さらなる活用が期待されるという特質を持ってございますが、その場合であっても、デジタル教科書の範囲はどこまでかというのを制度的に明確にする必要がございます。そうした場合に、前提としては、教科書部分は学習指導要領に基づく必須の内容が活字や図表等によって系統的・組織的に記載されたものが教科書であろうということで整理されているところでございます。そうした場合に、先ほど御紹介したハイブリッド的な教科書の議論にも関連いたしますが、実は現行の教科書でもQRコードが多数ついている状況でございますが、今後はQRコード先のコンテンツは、学習指導要領における指導事項が系統的・組織的に記載される教科書の一部として認められるものにしていこうという流れになってございます。以上が大体の大まかな方針でございますが、具体的にどういった教科、どういった学年でこの辺りを進めていくかについては、学習指導要領の議論を踏まえてさらに検討していこうということになってございます。
 3ページを御覧ください。
 今後のスケジュール感でございますが、遅くとも次期学習指導要領が実施される段階では、それに対応する新たな教科書ができるようにしていこうという流れになってございます。そう考えますと、今回のまとめはあくまで中間まとめということでございますが、最終まとめについても、来年度のしかるべき適切な時期に出していただくことが大事でございます。今後、最終まとめに向けてさらに御議論いただく事項といたしましては、2ポツの今後の推進方策をどう進めていくべきか、また、3ポツにございますように、様々な論点がございます。特に本審議会との関係で申し上げれば、3ポツの中ほどに検定の在り方がございます。すなわち、紙の教科書と同様にデジタル教科書も教科用図書として仮に位置付けられる場合、教科書検定が必要になりますが、デジタル教科書はまた紙の教科書と異なる機能、特質を持っている部分もございますので、この辺りの検定をどこからどこまですべきか、あるいはするとした場合にどのように検定をすべきかといったような、専門的な検討も必要になってまいりますので、ある程度、このワーキンググループの中でも大まかには議論いただくことにはなりますが、さらにそういった議論の流れを引継ぎながらも、また教科用図書検定調査審議会のほうでもしかるべき時期に適切な検定の在り方についても、また御議論いただければと考えてございます。
 また、先ほど申し上げましたとおり、現在、パブリックコメントをしている途中でございますので、そこで出てきた意見も十分参考にしながら、ワーキンググループの中で最終まとめに向けて御議論をいただく予定でございます。
 簡単ではありますが、以上でございます。
【五十嵐会長】  御説明どうもありがとうございました。それでは、何か御質問、御意見等ございましたらお願いしたいと思います。よろしいですか。
 それでは、次に移りたいと思います。
 教科用図書検定規則実施細則の改正につきまして、事務局から御説明をお願いいたします。
【相原教科書企画官】  教科用図書検定規則実施細則の改正につきまして、資料の5を御覧いただければと思います。
 今般の改正は、政府全体の行政手続のデジタル化に伴いまして、教科書検定における申請図書につきましてもデジタルデータによる提出を求めることのほか、二次元コードの参照先の検定に係る手続について、その明確化などを図るものでございます。
 資料の1、改正の概要を御覧ください。
 丸1、申請図書に係る提出資料等の変更といたしまして、申請図書のデジタルデータにつきまして新たに提出をお願いするとともに、申請図書の審査に当たって追加で必要となる資料について、文部科学省の求めに応じて提出することとしております。申請図書のデジタルデータにつきましては、令和7年4月の申請分から提出をお願いしておりますところ、その内容を細則において改めて明確化を図るものでございます。
 続きまして、丸2、二次元コードの参照先につきましては、現行制度におきまして、教科書の二次元コードは、教科書本体ではなく教材としての位置付けでございます。一方で、二次元コードを通じて教科書本体と接続連携しているということを踏まえまして、教科書検定におきましては、検定基準の2の18といった基準に基づきまして、その内容との関連性など一定の確認を行っているところでございます。
 ここに記載のとおり、申請図書の記述について検定意見が付された後、その内容を二次元コードの参照先に移行するといった場合には、検定意見の趣旨に従った適切な修正が行われる必要があることにつきまして、その趣旨が手続上分かるように明確化を図るものでございます。
 最後に、丸3、その他でございます。こちらは、刑法の改正に伴う変更でありまして、刑法等の一部改正法案において、懲役及び禁錮刑を廃止し拘禁刑が創設されることに伴いまして、規則7条2項に規定する不公正な行為として、禁錮刑以上と定めていたものを拘禁刑以上とするものでございます。
 2ポツ、施行日でございます。丸1及び丸2につきましては令和7年4月1日施行、丸3につきましては令和7年6月1日施行とした上で、丸1のうち、デジタルデータの提出につきましては、先ほど申し上げましたとおり、令和7年4月の申請分からということで、施行の際、既に検定の申請がなされている図書については適用しないこととしております。
 資料6としまして、改正前と改正後を対応させた資料を添付してございます。
 以上の内容につきまして、今年度中に改正をすることを予定しておりますので、御報告いたします。
 説明は以上でございます。
【五十嵐会長】  御説明ありがとうございました。それでは、何か御質問、御意見等ございますでしょうか。よろしいですか。
 特にないようですので、次に移りたいと思います。
 教科書検定関係業務のデジタル化につきまして、事務局から御説明をお願いいたします。
【相原教科書企画官】  続きまして、資料の7を御覧いただければと思います。
 教科書関係業務のデジタル化につきましては、これまでも令和3年度に調査研究事業を実施いたしまして、また、今年度につきましては、デジタル化のための仕様書の作成といった経費が予算化されまして、検討を進めてきたところでございます。このたび、令和6年度の補正予算によりまして、新たなシステムの構築に関する経費が計上されましたので、御報告いたします。
 具体的な内容は、資料の下の図のとおりでございますけれども、クラウドを活用して、発行者、事務局、調査官、審議会委員がそれぞれにシステムにアクセスをして、申請から審査における一連の手続をシステム上で行うものでございます。令和8年度からの試行的な運用に向けまして、今後具体的なシステムの機能や要件等について詳細を設計していく予定です。審議会委員の皆様にも、来年度、改めまして、具体的な御説明を差し上げたいと存じます。導入に当たりまして、御不便をおかけすることもあろうかと思いますが、引き続き御協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
 説明は以上です。
【五十嵐会長】  ありがとうございました。何か御意見、御質問ございますか。よろしいですか。ありがとうございます。
 それでは、次の議題、次期会長の選出等に移りたいと思います。
 冒頭で申し上げましたように、これ以降につきましては、人事案件でございますので、報道関係の方々はここで御退出をお願いしたいと思います。また、ウェブで傍聴されていらっしゃる方につきましても、傍聴はこれで終了とさせていただきます。
 
 
【次期会長の指名】
・会長から、会長については教科用図書検定調査審議会令で委員の互選とすることとされている旨の説明がされた。
・会長に椿委員が指名された。
 
【令和7年度の審議予定について】
・令和7年度の審議スケジュールについて、事務局から説明があった。
 
【委員の分属について】
・令和7年度における部会に属すべき委員・臨時委員・専門委員の分属について、五十嵐会長から指名があった。
 
【退任者の紹介について】
・令和6年度末で退任する以下の委員について、五十嵐会長から紹介があった。
五十嵐 隆(会長)
 江口 卓委員(第2部会長)
村田 吉彦委員(第4部会化学小委員長)
平垣内 清委員(第6部会美術・工芸小委員長)
・退任する委員より挨拶があった。
 
【五十嵐会長】 以上、これで本日の議事は終了いたしました。
 最後に、委員の皆様方から何か御発言ございますでしょうか。よろしいですか。
 それでは、本日はどうもありがとうございました。御協力に感謝申し上げます。これをもちまして、令和6年度の総会を終了といたします。
 
 
―― 了 ――
 

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