教科用図書検定調査審議会 令和6年度第4部会地学小委員会(第2回) 議事要旨

1.日時

令和6年9月26日(木曜日)13時30分~18時50分

2.場所

中央合同庁舎7号館東館7階 初等中等教育局4会議室

3.議題

  1. 申請図書の審査
  2. その他

4.出席者

委員

熊谷委員、卜部委員、星委員

文部科学省

川上教科書調査官、川辺教科書調査官、相原教科書企画官、小坂課長補佐 ほか

5.議事要旨

1.令和8年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を 行った。(なお、下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は、参考までに記載しているものであり、実際の審議の際は、申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)

【高等学校 理科 地学基礎】
 ○受理番号106-80(教科書番号007-901):(実教出版)
 合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 96)
 ・24ページの「日本の南の青色」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
 ・29ページの「赤点と青点」について、検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
 ・30ページの「「マントルの深くからマグマが供給される」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見11番)
 ・32ページの「「火山岩」の「地表に噴き出て冷え固まったもの」と「深成岩」の「地下深いところで冷え固まったもの」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
 ・35ページの「「山の部分を背斜,谷の部分を向斜という。」と図10「褶曲」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
 ・調査意見17番について、指摘事項及び指摘事由を変更することとした。(検定意見21番)
 ・42ページの「本震の円の大きさ」について、検定意見を付すこととした。(検定意見22番)
 ・46ページの「「火山とはどのような現象だろうか。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
 ・46ページの「全体(タイトル含む)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見24番)
 ・51ページの「中下「富士山(静岡県・山梨県)」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
 ・89ページの「タイトルの「西経70°」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見33番)
 ・108ページの「「Keyword」の「clear up of the Universe」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見40番)
 ・141ページの「「したがって,一連の地層が堆積しているとき,地層が逆転をしていないかぎり,下位にある地層は上位にある地層より古い。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見60番)
 ・152ページの「左の縦軸」について、検定意見を付すこととした。(検定意見67番)
 ・調査意見63番について、指摘事項を変更することとした。(検定意見75番)
 ・調査意見72番について、指摘事項及び指摘事由を変更することとした。(検定意見84番)
 ・184ページの「「石英安山岩」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見91番)
 ・調査意見16番については、検定意見としないこととした。
 ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

 ○受理番号106-82(教科書番号104-901):(数研出版)
 合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 51)
 ・前見返Eページの「ギャオの写真中の白文字「ユーラシアプレート」と「北米プレート」(以下,6ページ左囲み「大西洋中央海嶺の北端」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見2番)
 ・10ページの「「日本では,磁北が真北より6°~9°西にかたよっている」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
 ・28ページの「「地層の曲がりが最も大きくなる所を褶曲軸という。最も強い力が加わる方向と褶曲軸は垂直となる。上に向かって凸に曲がった部分を背斜といい,下に向かって凸に曲がった部分を向斜という。」(以下,図19「褶曲」全体,129ページ5行「背斜した」)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
 ・78ページの「広域変成帯の分布域」について、検定意見を付すこととした。(検定意見13番)
 ・80ページの「「噴火などの災害」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
 ・100ページの「「新しい地層の上に古い地層が重なっていることがある。・・・,現在の地層の向きに関係なく,」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
 ・105ページの「「リプルマークは水深が深く流れが穏やかな水流によって形成され,」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見19番)
 ・134ページの「説明文「また,日本列島と対馬,・・・もつながり,大陸とも一続きとなった。」(以下,134ページ9-10行「日本列島と大陸は一続きになったと推定されている。▶図64」)」について、教科書調査官から意見を追加したいとの申し出があり、審査の結果、検定意見を付すこととした。(検定意見28番)
 ・166ページの「「どちらの力も風向と直角にはたらくが」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見32番)
 ・174ページの「2016年4月15日9時の天気図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見34番)
 ・196ページの「「A気候の自然変動と人間活動による環境変化」」について、教科書調査官から意見を追加したいとの申し出があり、審査の結果、検定意見を付すこととした。(検定意見37番)
 ・230ページの「「この原始惑星が核となり,まわりの原始太陽系円盤のガスを引きつけて,水素を主成分とする厚い大気をまとう木星型惑星が形成された。」(以下、図334⃣説明文「木星型惑星は,原始惑星がまわりのガスを引きつけて形成される。」) 」について、検定意見を付すこととした。(検定意見46番)
 ・238ページの「「また,銀河系全体を囲んでいる,直径15万光年の領域をハローという。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見48番)
 ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。

 ○受理番号106-83(教科書番号183-901):(第一学習社)
 合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 33)
 ・表見返2ページの「「太陽系の惑星の誕生」図」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
 ・表見返2ページの「「地球の周囲の長さ」の「約40075 km」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見3番)
 ・20ページの「「ギャオ(アイスランド)」の説明文全体と側注2全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見6番)
 ・23ページの「「褶曲の中で、盛り上がった部分を背斜、へこんだ部分を向斜という。」と図27「褶曲」全体(説明文を含む)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見8番)
 ・24ページの「マグマの発生源の描写(以下,31ページ上左図の同描写)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見9番)
 ・27ページの「「約4000万年前に・・・衝突が始まった」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見10番)
 ・46ページの「「地下の岩石は、温度の上昇や圧力の低下によってとける。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見14番)
 ・66ページの「「ハワイ島は、ホットスポット上の火山島である。・・・このことから、火山島や海山間の距離と、それらの形成年代から、プレートが移動する速さや向きを知ることができるのではないだろうか。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見17番)
 ・119ページの「右「ブラックホール」全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見23番)
 ・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
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