令和6年10月31日(木曜日)10時30分~16時30分
中央合同庁舎7号館東館7階 検定連絡室1
小畑委員、降幡委員、増田委員
木部教科書調査官、白石教科書調査官、小坂課長補佐 ほか
1.令和8年度から使用される教科用図書として検定申請のあった申請図書について、審議を 行った。(なお、下記の教科書番号(検定合格した図書に付される番号)及び申請者名は、参考までに記載しているものであり、実際の審議の際は、申請者名が分からないようにした上で審議を行っている。)
【高等学校 理科 生物基礎】
○受理番号106-74(教科書番号104-901):(数研出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 80)
・表見返3ページの「毛細血管壁を通過する物質の矢印」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・39ページの「「ヒトの座骨神経の細胞 1 m以上」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・114ページの「「血しょう」の囲みと「リンパ液」の囲み」について、検定意見を付すこととした。(検定意見45番)
・126ページの「「ホルモンは微量で調節作用を示す物質であり,ホルモンの分泌量が多すぎたり少なすぎたりすると,からだの機能がうまくはたらかなくなってしまう。このため,からだには,血液中のホルモンの濃度が適正な値になるように調節するしくみが備わっている。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見48番)
・138ページの「上左の「(鎖骨下静脈に入る)」及び,26-27行の「リンパ管は,心臓の近くの鎖骨下静脈で血管と合流する。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見49番)
・184ページの「「年降水量が多い地域のバイオーム」及び186ページ上左「年降水量が少ない地域のバイオーム」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見62番)
・206ページの「「生態系にはかく乱されてももとの状態にもどろうとする復元力がある」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見67番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
○受理番号106-75(教科書番号104-902):(数研出版)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 84)
・表見返3ページの「毛細血管壁を通過する物質の矢印」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1番)
・39ページの「「ヒトの座骨神経の細胞 1 m以上」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見12番)
・114ページの「「血しょう」の囲みと「リンパ液」の囲み」について、検定意見を付すこととした。(検定意見45番)
・126ページの「「ホルモンは微量で調節作用を示す物質であり,ホルモンの分泌量が多すぎたり少なすぎたりすると,からだの機能がうまくはたらかなくなってしまう。このため,からだには,血液中のホルモンの濃度が適正な値になるように調節するしくみが備わっている。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見48 番)
・138 ページの「上左の「(鎖骨下静脈に入る)」及び,25-26 行の「リンパ管は,心臓の近くの鎖骨下静脈で血管と合流する。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見49 番)
・184 ページの「「年降水量が多い地域のバイオーム」及び186 ページ上左「年降水量が少ない地域のバイオーム」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見66 番)
・206 ページの「「生態系にはかく乱されてももとの状態にもどろうとする復元力がある」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見71 番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
○受理番号106-77(教科書番号183-901):(第一学習社)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 59)
・25 ページの「「体内の状態を一定の範囲内に保とうとする性質」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見5 番)
・96 ページの「「a体液の循環」の図の「鎖骨下静脈」の引き出し線の指す位置」について、検定意見を付すこととした。(検定意見27 番)
・96 ページの「「c体液」の図の矢印(3 箇所)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見28 番)
・178 ページの「「年平均気温」,「年降水量」の値全体」について、検定意見を付すこととした。(検定意見46 番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
○受理番号106-78(教科書番号183-902):(第一学習社)
合否の判定を留保することとした。(検定意見箇所数合計 44)
・表紙ページの「ハスとカワセミの写真及び裏表紙の上左のハスとカワセミの写真」について、検定意見を付すこととした。(検定意見1 番)
・調査意見17 番については、検定意見としないこととした。
・77ページの「矢印(3箇所)」について、検定意見を付すこととした。(検定意見24番)
・77ページの「「鎖骨下静脈」の引き出し線の指す位置」について、検定意見を付すこととした。(検定意見25番)
・104ページの「「自然免疫によって起こる組織の変化は、炎症と呼ばれる。」及び112ページ21行左-21行右の「IgEと呼ばれる抗体がつくられる。IgEは、皮膚や粘膜に存在するマスト細胞と呼ばれる白血球の表面に付着する。マスト細胞の内部には、炎症を誘発する物質であるヒスタミンなどを含む顆粒が多量に存在する。同じ種類の花粉のタンパク質が再び体内に侵入し、マスト細胞の表面のIgEに結合すると、マスト細胞からヒスタミンなどが放出される。」」について、検定意見を付すこととした。(検定意見27番)
・その他の箇所については、調査意見をそのまま検定意見とすることとした。
(以上)
初等中等教育局教科書課