柏原 正樹 氏のアーベル賞受賞について

令和7年3月26日(水曜日)

 柏原 正樹 京都大学名誉教授(元数理解析研究所長)の本年のアーベル賞の受賞が決定しました。

 柏原博士は、数学分野において多岐にわたる御業績を上げられる中で、この度代数解析学および表現論への重要な貢献が高く評価されて、アーベル賞の受賞につながりました。

 我が国の数学者として初めてとなるアーベル賞の受賞を心からお慶び申し上げますとともに、柏原博士の御業績に心から敬意を表します。

 博士の受賞は、我が国の研究者の基礎研究分野における研究水準の高さを世界に示すものでもあり、世界に挑戦しようとする次代の研究者にとって大きな励みになるものと思います。

 今回の受賞を契機として、我が国の数学研究をはじめとする基礎研究が益々発展することを期待しますとともに、文部科学省としましても、研究者が独創的な研究に専念できる環境づくりや若手研究者の活躍をより一層支援してまいります。

令和7年3月26日
文部科学大臣 あべ 俊子

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