いわゆる「高校無償化」に関する全国知事会からの緊急提言

4月23日(水曜日)
教育

  4月23日、いわゆる「高校無償化」に関し、全国知事会からあべ大臣に対して、公立高校への支援や制度の早期周知などについての提言が手交されました。

  全国知事会 文教・スポーツ常任委員会委員長の大村愛知県知事は、「高校無償化」により、多くの生徒にとって私立高校への進学がより大きな選択肢となる一方で、公立高校への進学希望者が減少することで、公立高校の小規模化や再編統合が加速し、地域社会の衰退を招くことにつながることも懸念されるとし、公立高校の教育DX化や専門高校も含めた公立高校の設備・備品等の整備をはじめとした財政支援の一層の充実を求めるとともに、中学生やその保護者が安心して進路選択ができるよう早期の制度周知などを要望されました。

  あべ大臣は、3党合意も踏まえつつ、高校教育全体にとって意義あるものになるように検討してまいりたいとし、引き続きの御協力をお願いしました。

※令和7年2月の自民党、公明党、日本維新の会の3党合意文書において、いわゆる「高校無償化」について「骨太方針2025」の策定までに大枠を示したうえで、令和8年度予算編成過程において成案を得て、実現することなどが合意された。