4月8日(火曜日)
科学技術・学術
4月8日、あべ大臣は、第58回原産年次大会に出席し、挨拶しました。本会議は、エネルギー・原子力開発利用上の重要な問題についての意見発表や討論を通して、課題とその解決の方向性に関して関係者が認識や意識を共有するとともに、交流・相互理解を促進することを目的に毎年開催されています。
今回は「原子力利用のさらなる加速-新規建設の実現に向けて」をテーマに2日間にわたって様々なセッションが行われ、政府・自治体・研究機関・電気事業者など国内外からオンラインも含め約740名が参加しました。
あべ大臣は、発電をはじめとするエネルギー利用等の観点から、原子力関係人材の育成は大変重要という認識の下、挨拶では、7日に意見交換会を開催した総理指示の産業人材育成プランの具体化について触れ、
「地域の大学や高専、専門高校等を拠点とし、地域のニーズに応じた人材育成に、産学連携で取り組みたいと考えております。産業界の皆様の御支援が必要不可欠であり、皆様のお力を賜りますようお願い申し上げます。」
と述べました。
2日目の最終セッションは企業のエネルギー関係部門の担当者と大学や高専の学生などとの「学生と描く原子力産業の未来」と題したパネルディスカッションも行われ、多分野、異なるバックグラウンドの人材が多様な技術を持ち寄って開発し、運用していくことが魅力的であることや、次世代革新炉など今後の展開への期待などについて意見が交わされました。
文部科学省では、2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画の下、原子力に関する人材育成、高速炉、高温ガス炉やフュージョンエネルギーなどの次世代革新炉の研究開発を進めてまいります。