7月17日(水曜日)
教育、科学技術・学術
7月17日、今枝副大臣は、博士人材の活躍促進に向けて、日本商工会議所の副会頭で教育委員会委員長の岩田圭剛氏(岩田地崎建設代表取締役社長)と意見交換を行いました。
冒頭、今枝副大臣から、日本の将来を担う人材の育成に様々な形で御協力いただいていること等に感謝を伝えました。そして、3月に文部科学省において公表をした「博士人材活躍プラン」の概要を説明し、博士人材が多様なフィールドで活躍する社会の実現に向けて、日本商工会議所の引き続きの協力についてお願いをしました。
その後の意見交換では、
・博士人材について、研究開発の現場での活躍はイメージしやすいが、商業やサービス業などではどう活躍していけるか、処遇も含めて企業においてイメージができていない場合も多いのではないか、活躍事例の発信や企業と博士人材とが出会う機会を増やしていくことが重要。
・リスキリングを進めるうえで大学院教育という場は意義深く、人材が企業と大学とを行き来することが大切であり、それにより博士人材の輩出や社会課題の共有など、産学の双方にとってメリットが生まれるのではないか。
・子どものころからチャレンジ精神を養うことや、アントレプレナーシップ教育を行うことなど、早期からの取組も重要で、それによるイノベーションの広がりに期待。
などの意見を頂きました。
今枝副大臣は、産学が連携してアントレプレナーシップ教育に取り組むことや、地域社会における博士人材の活躍ロールモデルの発信を進めていくことが重要である旨を伝えました。
文部科学省では、今回の意見交換も踏まえ、大学・産業界・関係省庁等とも連携しながら、博士人材の育成・活躍の促進に取り組んでまいります。
左:今枝宗一郎 文部科学副大臣
右:岩田圭剛 日本商工会議所副会頭・教育委員会委員長(岩田地崎建設代表取締役社長)