盛山大臣が日本原子力研究開発機構の施設(「もんじゅ」、「ふげん」)を視察

7月11日(木曜日)
科学技術・学術

  7月11日、盛山大臣は日本原子力研究開発機構の施設(「もんじゅ」、「ふげん」)を視察し、廃止措置の進捗状況等を確認するとともに、現場で従事される方々と意見交換を行いました。また、新試験研究炉の検討状況について確認しました。

  高速増殖原型炉「もんじゅ」※1では、廃止措置第2段階前半の主たる作業である、しゃへい体等取出し作業に係る点検作業とタービン等の解体作業の進捗状況を確認しました。

  また、新型転換炉原型炉「ふげん」※2では、廃止措置に伴い発生する解体物を有用な資材として再利用できるようにする、クリアランス制度の適用に向けた取組を確認しました。

  文部科学省では、今回の視察で得られたことを踏まえて、引き続き、「もんじゅ」・「ふげん」の廃止措置が安全かつ着実に進捗するよう、しっかりと取り組んでまいります。

※1高速中性子によってプルトニウム燃料を増殖することができる、金属ナトリウムを冷却材とした原型炉。平成30年4月より廃止措置作業中。
※2天然ウランからプルトニウム・ウランの混合酸化物燃料(MOX燃料)まで様々な燃料を用いて発電することができる、重水を減速材とした原型炉。平成20年2月より廃止措置作業中。

高速増殖原型炉「もんじゅ」(タービン建屋)

高速増殖原型炉「もんじゅ」(遠景)

新型転換炉原型炉「ふげん」(タービン建屋)

新型転換炉原型炉「ふげん」(クリアランスモニター室)