6月17日(月曜日)
科学技術・学術
6月17日、盛山大臣が南極観測船「しらせ」を視察しました。「しらせ」は、南極地域観測隊や必要な物資を南極に輸送するという非常に重要な役割を担っています。「しらせ」は約5か月の厳しい航海を終えて帰国後、海氷による船体の傷や錆などの補修、スクリューのメンテナンスや各種機器の整備などが必要であり、次の南極への出港に向けた整備を実施しています。
盛山大臣は、「しらせ」の齋藤一城艦長から航路や「しらせ」による支援の概要説明を受けた後、艦橋や輸送ヘリコプター格納庫、観測隊が使用する観測室などを視察しました。
盛山大臣は、「しらせ」の整備状況をはじめ、砕氷方法や海洋観測実施時の留意点等について、齋藤艦長から説明を受けるとともに、南極観測における「しらせ」の活動などについて意見交換を行いました。
盛山大臣は、改めて南極域での航海や活動の厳しさとその重要性を感じるとともに、乗組員や観測隊員の方々が体調に留意され引き続き御活躍いただきたいと期待を述べました。
文部科学省では、今回の視察や意見交換を踏まえて、南極地域観測事業の着実な実施と更なる極域研究の推進に向けて、引き続き取り組んでまいります。