6月15日(土曜日)
教育・国際
6月15日、日中韓教育大臣会合出席のため韓国を訪れていた盛山大臣は、韓国の李周浩(イ・ジュホ)副総理兼教育部長官と会談しました。
5月の日韓首脳会議で、将来を担う世代の交流の強化の重要性の認識が共有されたこと、日韓の人的交流を強化することが重要であること等を確認し、それを受けて本会談で「日韓教育交流協力覚書(MOC)」の署名を行いました。
また、少子化や地方の過疎化といった両国共通の課題を認識し、大学が果たすべき役割や今後の高等教育の在り方について意見交換を行いました。
李副総理兼教育部長官からは、中央政府から地方に財政権限を大幅に移し大きな変革が起きていること、これまでの約2倍に当たる2027年まで30万人の留学生誘致を目標とする「スタディ・コリア」などについての紹介と両国の大学間交流や留学生の交流を活性化したいなどの発言がありました。
盛山大臣からは、大学間の連携・再編・統合等を通じた大学全体の規模の適正化や地理的観点及び社会経済的観点からの高等教育機会の確保など、中央教育審議会において将来の高等教育の在り方の議論が行われており、韓国の取組や知見も参考にさせていただきたいと述べました。
そして、学生交流や日韓学長フォーラムをはじめとした大学間交流の重要性を共有し、今後も積極的な連携が期待されることを確認しました。